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私は『シモーヌ』を観た(ネタバレあり)

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あらすじ:過去に2度もオスカーにノミネートされた映画監督ヴィクター・タランスキー。だが最近では、手掛けた作品が立て続けに失敗し、彼のかつての栄光は見る影もない。また、再起を賭けた新作でもワガママ女優ニコラに降板され、映画会社の経営者で彼の元妻エレインには解雇を宣告される始末。しかし、そんなタランスキーの前に突然、謎の男ハンクが現われたことで状況は一変。ハンクが開発した女優創造PCソフト“シミュレーション1”を託されたタランスキーは試行錯誤の末、CG女優“シモーヌ”を創り出すと、彼女を使って映画を撮り上げるのだった…。




タコ的点数:80点




『ガタカ』『トゥルーマン・ショー』などでおなじみのアンドリュー・ニコル監督の作品です。
う~ん、これでニコル作品も全部観たかなぁ~。この人の作品って割と当たり外れが激しいんですが(笑)、この作品はかなりあたり作品ですね。面白かったです。相変わらずアイデアが面白いですね~。そして、そこから見えてくる現代に鋭く切り込むそのメッセージはなかなか興味深いです。

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題材としては『トゥルーマン・ショー』に似てるのかなぁ?と思います。”メディア”というものに焦点をあてたあたりとか。『トゥルーマン・ショー』が”徹底したリアルに興味を向ける人々”を描いていたのだとしたら、この『シモーヌ』は”徹底したウソに騙された人々”って感じでしょうか?

物語はヒットに恵まれず苦悩している映画監督がふとしたことからCG女優を創り上げるプログラムを手に入れる、というお話。人々は、そのあまりにも美しい女優がCGであることに気づかず、世界中の人が騙されるわけです。その嘘が次第に大きくなっていき、もう取り返しのつかない事態にまで発展していく・・・というお話です。
全体的にコメディタッチの作品で、アル・パチーノ主演作品でこういうの初めて観たのでかなり面白かったです(笑)・・・でも、やっぱりアル・パチーノが出たなら説教臭い一人語りのシーンがもうちょっと欲しかったなぁ~というのは、どうでもいい願望なわけで(笑)


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↑いちいちアル・パチーノがシモーヌに成りすましてキスマークをつける場面はホントにおかしかったです(笑)





以下ネタバレ

ここからは個人的な解釈です。

さて、物語の命題のひとつとして”嘘で人々に夢を与えることは、良いのか悪いのか?”というのが挙げられますよね。人々は絶世の美女シモーヌが存在すると信じて熱狂するわけですが、そのあまりの反共ぶりに主人公のヴィクターは戸惑うわけです。
いつか世界中に真実を告げなければならない・・・と。
しかし、結局物語のラストまでヴィクターは真実を世界に公表することは無かったわけです。最終的には家族ぐるみで虚構のスター・シモーヌを創り上げようとする始末。エンドクレジット終わりのヴィクターの行動にも”嘘をつきとおす”と決めた彼の決意が伝わってくるようで(!?)良かったです(笑)
さて、物語でシモーヌが言っていたように一般人はスターの「プライベートに簡単に入り込もう」としがちですよね。映画で輝くあのスターは普段どんな生活をしているのだろう?そんなものを着てどんなものを食べ、どんな休日を過ごしているのだろう?また、性格の悪い人は「あいつが裏でどんな悪いことをやっているのか暴いてやろう」なんてこと考える人もいたりします。パパラッチがよくいるハリウッドなんかではその傾向が顕著に出ているのではないでしょうか?
でもね、映画やドラマで夢を見させてくれるために努力をしている人だっているわけです。このヴィクターのように。エンドクレジット後のカットはそれをありありと感じさせてくれます。
ちょっとした愚痴になっちゃうんですが・・・僕の生活の中でもよくあるんですよね。僕が友人に「あの女優可愛いよね」と言ったら、すぐ「え?でもあの子整形だよ?」と言ってくることって。僕としては「どうでもいいじゃん!!」って思うんですけど、やっぱり多くの人は映画やドラマで活躍する人々に対してどこか嘘くさいものを感じてるんでしょうね・・・。
映画好きの僕としては、ホントの姿はどうであれ人々に夢を見させてくれるために努力してる人がいるなら、それにどっぷりハマった方が楽しいじゃないか!と思うんですよね。僕が普段から感じていたモヤモヤをこの映画が代弁してくれたようにも感じましたねぇ~。


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ちなみに、この世界中を虜にしたシモーヌを演じたレイチェル・ロバーツさん。この人この作品をきっかけに、ニコル監督と結婚したそうです。
・・・ん?そういや、『プラネット・テラー』のロドリゲス監督も、無名の女優を主演にして結婚していなかったか???

以下ややネタバレ↓
監督「君、綺麗だねぇ~。今度僕の映画に出演してみないかい?美女役で」
女優「え、ホントですか!?まぁ、なんてステキ」
監督「その代わりと言ってはなんだが・・・僕の女にならn(略)」
ん~、やっぱり、ホントのことなんて知らない方が幸せなのかもしれませんね(笑)





参考映画

トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]
(2006/04/21)
ジム・キャリー、エド・ハリス 他

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『トゥルーマン・ショー』レビューはこちら


ガタカ [DVD]ガタカ [DVD]
(2010/04/28)
イーサン・ホーク、アラン・アーキン 他

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『ガタカ』レビューはこちら


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(2008/03/21)
ジェフ・フェイヒー、ステイシー・ファーガソン 他

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『プラネット・テラー』レビューはこちら




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タコ

Author:タコ
映画が大好きな一人の男。映画に関して思いついたことを書くだけの緩いスタンスでやっていきます。
文章力に自信はないので、非常につたない文章になっているかとは思いますが、読んでいただいて映画選びの参考にしていただけたら光栄です。

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また、内容が酷いと思われるコメントも独断で削除させていただきます。悪しからず。



~映画レビュー採点基準~
100点…必見!!ですが、作品によってはトラウマになったりする可能性あり。
81~99点…必見!!
61~80点…観る価値あり!!自信を持ってオススメ。
41~60点…まぁまぁ良作。暇なときに観ればいいのでは?
21~40点…別に観なくてもいいかと・・・。
0~20点…ダメすぎて話のネタになることもあり得る映画。




YouTubeで趣味で作曲もしてます。「Modernmonkey100」で検索して遊びにきてください。

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