スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私は『ポゼッション』を観た

img_1496974_63420946_0.jpg
あらすじ:長い単身赴任を終え、妻アンナのもとに戻ったマルクは、妻の冷やかな態度に傷つく。その不倫相手と対峙したマルクだが、彼=ハインリッヒは“第三の相手”の存在をほのめかす……。

『ポゼッション』予告編はこちら




タコ的点数:採点不可能




さて、時折こういう映画に出会うんですよね。映画自体が狂気そのものになってるような映画に。
狂気じみた映画、ってのは結構あると思うんです。でも、そういう映画ってやっぱり作ってる人がまともだと、ただの狂気っぽい映画なんです。でも、ホントにたまにあるんですよね。映画を作った人間自体がまともじゃないと感じてしまう、本物の狂気の映画が。今まで出会った中で個人的にそう思った映画は三つ。『悪魔のいけにえ』『イレイザーヘッド』、そしてこの『ポゼッション』

PDVD_053.jpg

さて、この映画について何を書こうか、と考えると、何も書けないんですよね。ストーリーは、長期単身赴任から帰ってきた旦那が奥さんの浮気を疑うところから始まるんですが、中盤から全くわけがわからなくなります。意味ありげな映像を乱雑につなぎ合わせたような不条理な編集。登場人物の行動の理由がさっぱりわからないままどんどんシーンが流れていき、気が付けば毒のような狂気にただただ魅せられている、そんな映画です。「ポーランドの悲劇的な歴史を象徴的に表現している」と言われているそうですが、ハッキリ言ってそんなの微塵も感じませんでした(というか、個人的にポーランドに関する知識は少ないので)。それを抜きにしても、映像から放たれる不気味な世界は、観ている人を虜にするか、不快にするか、人によってはトラウマにもなりかねない麻薬のような映画だと感じました。

PDVD_165.jpg


この映画を語るにおいて無視することができないのが、主演女優のイザベル・アジャーニ。この人、ホントに狂ってるんじゃないかと思ってしまうほどの怪演です。旦那さんにいくら説得されても、ワーワーわめいて聞く耳持たないし、いきなり目をひん剥いて人を殺しちゃったりするし、挙句の果てには(ネタバレ→)謎のニュルニュルの肉塊とSEXしちゃうし・・・。そして、一部の映画マニアの中では有名な、地下で叫びながら暴れまわるシーン。この映像が約5分。自分はなぜこんなものを観ているのだろうという疑問さえ湧き上がらないほどに、イザベルの狂った演技(!?)に夢中になってしまいました。今思えば、その時の自分もまるで何かに憑りつかれていた(POSSESSION)ようにその狂気の映像に見入っていました。
何かに憑依されてしまった女性を鬼気迫る演技で演じ、観る者を圧倒するイザベル・アジャーニ。彼女を観るだけでも、この映画を観る価値はあります。いや、怖すぎるかもしれませんが・・・。

PDVD_103.jpg


一応、映画の中ではイザベル・アジャーニ演じるアンナの精神世界で善と悪の葛藤が行われているというような説明はされますが、その他のほとんどのことは一切説明されません。というか、この映画にまともな登場人物はいませんし、誰も合理的な理由をもって行動してる人間もいません。
しかし、そんじょそこらのホラーとは比べ物にならない狂気とおぞましさがこの映画にはあります。
もちろん、決して万人向けの映画ではないのでオススメはしませんが、観れば記憶に深く刻まれる映画になることは間違いないでしょう。

PDVD_194.jpg


参考映画

悪魔のいけにえ 特別価格版 [DVD]悪魔のいけにえ 特別価格版 [DVD]
(2009/01/30)
マリリン・バーンズ、ポール・A・パーテイン 他

商品詳細を見る

『悪魔のいけにえ』レビューはこちら


イレイザーヘッド 完全版 [DVD]イレイザーヘッド 完全版 [DVD]
(2000/04/24)
ジャック・ナンス

商品詳細を見る

『イレイザーヘッド』レビューはこちら




関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

はじめまして

はじめまして!突然の乱入、お許しください!

ポゼッション、多感な年ごろにDVDで観て、トラウマになってしまった最狂トンデモ映画です。でも、たま~にまた観たくなる…そんな魔魅に満ちた映画です。
イザベル・アジャーニ、ほんと頭おかしいとしか思えない演技でしたよね。いま、あんなき○がい演技できる女優、いないですよね。美貌も尋常じゃなかった。
こちらのレビュウを参考に、今後もたくさん映画を観たいと思ってます。更新、楽しみにしてます。
長々とスミマセン。
追伸:トラックバックさせてもらってもよろしいでしょうか?

Re: はじめまして

松たけ子さん、コメントありがとうございます。
返事が遅くなってしまって申し訳ありません!(><)

これは僕にとってもかなりのトラウマ映画です。
でも、またいつかもう一度観てみたいという欲求にもかられる・・・
麻薬みたいな映画ですよね、確かに。
たまにこういう映画に出会っちゃうんですよね・・・(^^;

イザベル・アジャーニは凄かったですよね。
こんなに美人なのに「何やってんの!?」みたいなシーンばかりで・・・
ただの演技だったとしても、ホントにおかしくなっちゃったとしても、
どちらにしても背筋が凍る怪演でした。

最近更新が滞っていて申し訳ないです(><)
でも頑張って更新していくのでまたぜひ遊びに来て来てください!
トラックバックも大丈夫です(^^)
お互い、面白い映画を見つけていきましょう!
プロフィール

タコ

Author:タコ
映画が大好きな一人の男。映画に関して思いついたことを書くだけの緩いスタンスでやっていきます。
文章力に自信はないので、非常につたない文章になっているかとは思いますが、読んでいただいて映画選びの参考にしていただけたら光栄です。

※コメント無しで、TBのみ送ってくる場合は承認しないようにしています。
また、内容が酷いと思われるコメントも独断で削除させていただきます。悪しからず。



~映画レビュー採点基準~
100点…必見!!ですが、作品によってはトラウマになったりする可能性あり。
81~99点…必見!!
61~80点…観る価値あり!!自信を持ってオススメ。
41~60点…まぁまぁ良作。暇なときに観ればいいのでは?
21~40点…別に観なくてもいいかと・・・。
0~20点…ダメすぎて話のネタになることもあり得る映画。




YouTubeで趣味で作曲もしてます。「Modernmonkey100」で検索して遊びにきてください。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
訪問者数(2/17~)
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。