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私は『ホステル』を見た(ネタバレあり)

さて、今年も残るところあと二日となりました。観たい映画は観れてますか?「今年観たい映画は今年のうちに」なんて。
今回は、一時話題となった最凶拷問映画「ホステル」です。
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<ホステル>
あらすじ: アメリカ人大学生のジョッシュ(デレク・リチャードソン)とパクストン(ジェイ・ヘルナンデス)は、バックパックを背負ってヨーロッパを旅していた。スロバキアのブラティスラバには男が求める快楽を満たしてくれる夢のようなホステルがあると聞いた彼らは、早速途中で仲間になったオリー(エイゾール・グジョンソン)とホステルのある町に向かうが……。



タコ的点数:70点


とにかく残酷拷問描写を売りにしていたこの映画。前情報ではなかなかのグロテスクさで話題になってたんですが、実際観てみると、案外作り物っぽさが出てて、スプラッターが苦手な僕でもまぁまぁ観れました。
残酷描写云々よりも、この映画の設定自体が怖いですね。ただの拷問映画かと思いきや、意外とストーリーがしっかりしててよかったです。
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<ホステル>

被害者はこの上の三人。
「おい、なんでもお姉ちゃんとセックスしまくれるホステルがあるらしいぞ!」
なんてノリで向かった田舎町で殺人ビジネスの被害にあってしまうという。甘い話の裏には罠があるもんです。
前半はお姉ちゃんとエロエロのノーテンキなシーンが続くのですが、中盤から後半にかけて拷問の嵐。個人的にすごいなと思ったのは、この全く違う前半の雰囲気から後半への流れがものすごくスムーズなんです。あんなに楽しそうな空気だったのに、いつのまにか地獄へ放り込まれてしまったような感覚。これは、この監督の腕を見せつけられたような気がします。

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<ホステル>


とにかくこの映画はリアリティに満ちています。
ただの性欲の固まりの主人公達に対して、どす黒い欲望を持った人間達。
現実にあってもおかしくない世界です。だから余計に怖く感じたのでしょう。海外旅行が怖くなりますね。
実際、この監督はタイの殺人サイトを見てそれをもとにこの映画のアイディアが生まれたようで…。
理由なくじわじわと殺される…。 月並みな表現ですが、やっぱり1番怖いものってお化けとか怪物じゃなく人間なんですよ…。

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<ホステル>

問題の拷問シーンですが、意外とシンプルでした(笑)もうちょっとひねったシーンがあってもよかったのかなとは思います。それよりも、部屋に並べられた道具の数々・・・「こんなの何に使うんだ!?」って自分の頭で想像してしまった拷問の方がえぐかったです(そこも製作者の狙いか?)。
それでも、あの目玉のシーンはやっぱり「うああああぁぁっ!!」てなりましたけど(さぁ、見たくなってきたでしょ~?(笑))。
















以下、ややネタバレ
















親日家で有名なタランティーノ監督ですが、明らかに日本人じゃない人に日本人の役をさせるのはちょっとどうなのかなぁ・・・と思いましたね。あれ、やっぱりラストで電車のホームに飛び降り自殺させたのも、日本人だからなんでしょうか?(笑)
僕が一番怖かったシーンはラストに現地の子供に追っ手を殺させるシーンです。ためらいなく大人を殺すなんて、どんな環境で育ってたんだ、彼らは・・・。

















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ジェイソン・ライトマン新作「ヤング≒アダルト」

JUNO」「マイレージ、マイライフ」でおなじみのジェイソン・ライトマンの新作「ヤング≒アダルト」が2012年2月25日に日本で公開になります。
ちょうど忙しくなりそうな時期だからなぁ~。観に行けるといいけど・・・。
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「ヤング≒アダルト」予告編はこちら


参考映画

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「マイレージ、マイライフ」レビューはこちら

私は『リアル・スティール』を見た

ヒュー・ジャックマンがかっこいいよ!!というわけで、ヒュー様のシャドーボクシング姿見たさに劇場に足を運びました、今回は「リアル・スティール」です。
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<リアル・スティール>
あらすじ: かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし……。


タコ的点数:75点


鑑賞後、まず思ったことは・・・
めちゃめちゃ日本を意識して作ってんなぁ
ってことです。
ボクシング試合会場にはガンダムを彷彿とさせるオブジェが飾られているし、息子が着てるTシャツには日本語。なにより主人公が操作するロボットの名前が「ATOM」。ラストのインタビュアーのセリフもどちらかというと日本人好みですよね(詳しくは劇場で)。途中に出てくる日本製のロボットはべた褒めされるし(こいつ↓。超悪男子って(笑))。
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<リアルスティール>
そして、チャンピオンロボットのデザイナーのこの人↓
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ごめんなさい、元プロボクサーの竹原 慎二さんにしか見えませんでした。チャンピオンを竹原似にするとは・・・どんだけ日本を意識してんだ(まさか)。
そもそも、これだけのロボット技術を娯楽に使おうなんてのが日本人的ですよね。こんなロボット技術があれば、アメリカ人は軍事利用するに違いない(超偏見)。



で、気になる内容ですが、想像していた以上に面白かったです。さすがディズニー配給の映画はキャラクターが立ってる。ロボットに狂ったダメ親父が、面識のなかった息子と出会う。息子の賢さと他人を信頼する心が親父を変えていく、というなんとまぁわかりやすい
しかし、このわかりやすい展開のストーリーが思わぬ感動をよぶのです。

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<リアルスティール>

その感動の大きな要素が何を隠そう「ATOM」(上図の真ん中にいるやつ)の存在なのです。「ATOM」が、関係がうまくいかなかった親子の架け橋となり、親子二人三脚でプロボクシング界のヒーローになっていく。あくまでボクシングするだけのロボットなんでC3-POみたいに感情や知性を持ってるわけじゃないんですが、それでもこのロボットの様々な特性がまるで感情があるかのように作用するのです。まぁ、多くは語りません。

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<リアルスティール>

ロボット同士のボクシングもなかなか見ごたえありです。特に、ラストの試合では思わず泣きそうになってしまいました。ストーリーの突っ込みどころはいくつかあるものの、それでもただただ単純にさわやかな感動が味わえるなかなかの良作です。

あぁ、ヒュー様のシャドーボクシングがかっこよすぎた・・・僕も今日から腕立て始めようか(笑)

私は『ディセント』を見た

荒木先生の「奇妙なホラー映画論」を読んでからすっかりホラー好きになってしまいました。B級ホラーも見方を変えればこんなにも楽しいのかと、今ではレンタルビデオ屋に行けば必ずホラーの棚に立ち寄ってます。
さて、今回はケイビング(洞窟探検)中に落盤事故で出口をふさがれた6人の女性たちが、謎の生物と死闘を繰り広げるサスペンス・ホラー、「ディセント」です。
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<ディセント>
あらすじ:年に一度の冒険旅行で、アパラチア山脈奥地の巨大洞窟を訪れた6人の女たち。スリリングな洞窟探検を楽しむ中、突然の落盤で出口をふさがれた一行は、迷路のような洞窟内で別の出口を探してさまよう羽目になる。言い争いから仲間割れが生じ、ヘッドランプの電力も残りわずかとなった矢先、暗闇から何者かが襲いかかってくる。

タコ的点数:50点


最近ホラー映画観てよく思うのが、「これ、本編よりジャケットのが10倍怖いじゃん」ってことです。これもそんな類でしたね。
簡単に言うと洞窟モンスターパニック。なんと、登場人物が6人全員女性という異色の設定。にもかかわらず、ババァばっかり好みの女性が一人もいなかったという(笑)

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<ディセント>

登場人物一人一人個性が無くてさらに全編通して暗い映像であるため、誰が重要人物で誰が死んだのかもわからないという不親切さ。しかも、後半にかけて「そんな展開アリかよ!?」となるまさかの・・・

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<ディセント>
女主人公覚醒(笑)
突っ込みどころだらけのB級臭満載映画。見方を変えればそれなりに楽しいです。


閉所恐怖症の僕は後半のモンスターに襲われるくだりよりも、前半の洞窟アドベンチャーの方が怖かったですね・・・。

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<ディセント>

私は『CUBE』を見た

さて、不条理スリラーの原点ともいえる名作「CUBE」です。これを機に様々な亜種作品が生まれ、TUTAYAでは「CUBE○○」みたいな、全くこれと関係のない映画にいい加減な邦題のつけられた作品が棚の一画にずらりと並ぶという異常な事態も見られました(笑)
やはり、一番最初のもの、原点の作品にはなんでも敬意を払いたいと思いますね。
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<CUBE>
あらすじ:ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体だった。いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられていた。そんな中、やがて彼らは安全な部屋を示す“暗号”に気づくが・・・。


タコ的点数:80点


いやぁ~怖いです、この映画。こんな有名な作品に今更何も言うことは無いような気はするんですが、やっぱり最初に見た時の衝撃は忘れられないんですよね。
まず、最初のシーンがビビります。ヒッチコックが「映画の恐怖に観客を引き込ませるためにまず最初に大爆発を起こす」なんてことを言っったのを思い出しましたが、その言葉通り。
このおじさんが・・・
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<CUBE>

こうなる。
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一気に心拍数が上がります。ツカミは最高。

この立方体の部屋の美しさが、恐ろしいシーンとのギャップで非常に不気味な雰囲気となっています。 数学的な話がいくつか出て来ますが、別に数学に詳しくなくても重要な事柄はわかると思います(僕もほとんどわかってないです(笑))。

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<CUBE>


さて、この映画の怖い所は一体何でしょうか?
殺人トラップにグロテスクに殺されるシーンか?
恐怖を目の当たりにして徐々に狂っていく人間心理か?

自分が思うこの映画の恐怖とは作品中において度重なる「絶望感」だと思います。

理解不能の状況の中で目の前で人が無惨な死に方をする絶望感。
自分がいつ死ぬかわからない状況に立たされたことを知った絶望感。
助かる希望を見出だした途端に奈落に突き落とされる絶望感。

スプラッターホラーは数あれど、ここまで登場人物目線になってしまい、これほど救いようのない映画はないんじゃないでしょうか。僕自身が閉所恐怖症ということもあり、観ている間はとにかく怖かったです。

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<CUBE>

まだ、観てないころはただの悪趣味なスプラッタ映画だと思ってたんですが、今では一生忘れられない映画の一つとなってしまいました。

私は『マイレージ、マイライフ』を見た

この人、僕の最近のお気に入りの監督さんです。ジェイソン・ライトマン。新作「ヤング・アダルト」が2月25日に公開みたいです。近くの劇場でやってんのかなぁ?
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<マイレージ、マイライフ>
あらすじ:仕事で年間322日も出張するライアン(ジョージ・クルーニー)の目標は、航空会社のマイレージを1000万マイル貯めること。彼の人生哲学は、バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないこと。ある日、ライアンは自分と同じように出張で各地を飛び回っているアレックス(ヴェラ・ファーミガ)と出会い、意気投合するが……。

タコ的点数:75点

サンキュー・スモーキング」「ジュノ」(後日、レビューアップ予定)そしてこの「マイレージ、マイライフ」。ここまで、ジェイソン・ライトマンの作品をすべて見てきていますが、どれもライトなヒューマンドラマに見せかけて、テーマが深いです。そして、どの作品も現代社会にぴったりな皮肉なものばかり。
まだ30歳ほどの若い監督だからこその身近なテーマ。そして、そこから語られる時代に左右されない不変の人生観。この監督はこれから期待したい監督の一人ですね。

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<マイレージ、マイライフ>

主人公は、会社に雇われ社員に解雇を言い渡す役を受け持つ専門職(こんな仕事があるんだなぁ、と思いながらもすでに日本にも同じような会社があるみたいですね)。年中、アメリカ中を飛び回り決まった場所に留まらない彼の哲学は「バックパック一つに収まる人生」。つまり、余計な人間関係や結婚を煩わしく思い、常に身軽で自由に動くことのできる人生を望んでいるのです。そんな彼の目標はマイレージを貯めること。日々、たまっていくマイレージだけが彼の生きがいなのです。

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<マイレージ、マイライフ>

そんな人生ももちろん選択の一つとしてあるのでしょう。しかし、この映画はそのゆがんだ現代社会人の人生観にゆっくりとメスを差し込む。賛否両論はあれど、これは誰もが考えるべきテーマだと思います。
少々、押しつけがましい説教じみた映画ではありますが、見ていて損は無いと思います。

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<マイレージ、マイライフ>

余談ですが・・・ジョージ・クルーニーの部下役の女の子(上画像の右の子)アナ・ケンドリック・・・惚れた(笑)



参考映画


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私は『Unknown アンノウン』を見た

さて、今では徐々にブームも過ぎ去りつつある予感がある、「SAW」を筆頭としたシチュエーション・スリラーですが、今回はその中でも比較的マイナーな作品であると思われる「Unknown アンノウン」のご紹介です。
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<Unknown アンノウン>
あらすじ: 廃棄工場に閉じ込められた5人の男たち(ジム・カヴィーゼルら)は、誘拐犯と人質であるという記憶を失っていた。それぞれの記憶が曖昧(あいまい)によみがえってくる中で、彼らは誘拐犯のボスがやって来る日没までに、自分たちの立場をはっきりさせようと探り合いを始める。


タコ的点数:40点


気になるシチュエーションは・・・
閉ざされた廃工場で5人の男たちが目を覚ます。全員が記憶喪失で、自分が誰が誰なのかわからない。やがて、これは誘拐事件であり、5人のうち2人は人質で3人が誘拐犯であるということがわかる・・・。
といった感じ。パッケージの裏で客をひきつけるには最高のシチュエーションじゃないですか(笑)

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<Unknown アンノウン>

で、いざ観てみたところ・・・ま、こんなもんかなって感じでした。
正直、全員が記憶をなくした原因が漏れていた毒ガスだった、ってところからもう僕は入っていけませんでした。「ものすごくC級の匂いがする・・・」と思いながらテキトーな感じで見てました。
んで、謎が解けていくファクターがちょっとずつみんなの記憶が戻ってきたからってのもなんとなく納得がいかず(記憶の取り戻し方がどうも不自然で・・・)、サスペンスならサスペンスらしくもっとキーとなるアイテムやキーワードを使って謎解きをしてほしかったですね。

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<Unknown アンノウン>

そんな盛り上がる展開があるわけでもなく、何の脈絡もなくいきなり記憶が戻ったり、悪い意味で淡々とストーリーは進んでいきます。 まぁそもそも設定に無理がありすぎだから仕方ないんでしょうけど。
ラスト30分は二転三転してますが…これだけ期待させたシチュエーションでこのオチは弱いなぁ~。



参考映画


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私は『月に囚われた男』を見た

mixiで書いてる大量のレビューをこっちに移そうと作業中のタコです。今回紹介するのは、最近映画館まで観に行った「ミッション:8ミニッツ」と同じダンカン・ジョーンズ監督の作品「月に囚われた男」です。
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<月に囚われた男>
あらすじ:サム(サム・ロックウェル)は地球で必要なエネルギー源を採掘するため、3年間の契約で月にたった一人で滞在する仕事に就く。地球との直接通信は許されず、話し相手は1台の人工知能コンピュータ(ケヴィン・スペイシー)だけの環境だったが、任務終了まで2週間を残すある日、サムは自分と同じ顔をした人間に遭遇する。


タコ的点数:80点

「ミッション~」とこれを見て、この監督のセンスと才能に完全に惚れ込んでしまいました。これからの新作に期待ですね。
主演(というより、全編この人の一人芝居)のサム・ロックウェルがとてもいい味出してるんです。「マッチスティック・メン」で一度見ただけなんですけど、こんなにいい演技してくれる俳優さんだったのだと、この作品で気づかされました。好きになっちゃいました(笑)

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<月に囚われた男>

作品は、ここ最近のSFに期待されるような派手な宇宙船とか異星人とかは一切なく、いたってシンプル。しかし、語られるテーマは深い。映画好きな人が好むSF映画だと思います。監督自身が自分は”SFオタク”だと公言しているらしく、おそらくいろんなところに名作SFのオマージュが隠されていたんでしょう。てか、何よりこの映画観て「2001年宇宙の旅」を思い出してしまったのは僕だけじゃないはず(あの安っぽいロボとか(笑)この時代の映画に、あんな宇宙服って(笑))。

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<月に囚われた男>

SFというジャンルは、今でこそハリウッドの大作みたいな派手な大衆娯楽映画が主流なんですけど、本来SFとは”未来への警告”や”未来から見た現代の過ち”という重大なテーマを語る使命があるのです(と、僕は思っています)。この作品はそのSFのあるべき姿。未来から現代を批判し、そして自己を見直すことを考えさせてくれます。

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<月に囚われた男>

内容にもうちょっと触れたいんだけど、ネタバレになるんであんまり書けないんですよね・・・。でも、自信を持って「これは観て良かった」と言えます。シンプルながら知的で深い映画。これはかなりのオススメ。



参考映画


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私は『明日に向かって撃て』を見た

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<明日に向かって撃て>
あらすじ:19世紀末の西部史に名高い、二人組の強盗ブッチとサンダンスの逃避行を、哀愁とユーモアをこめて描く。列車強盗としてならしたブッチとサンダンス。しかし、近代化に向かう時代に、彼らの生き方はあまりにも旧弊だった。新たな夢を求めて、二人は南米ボリビアへと旅立つが……。


タコ的点数:45点

名曲「雨にぬれても」でおなじみの名作。…と巷では言われていますが、僕にはどうもこの作品の良さがわかりません。でも、この作品はいろんなところで称賛の嵐です。僕も、観る前は期待に胸を躍らせてデッキにDVDをほりこんだものですが、見終わった後の感想は「…。」といった感じでした。
もしかしたら、この映画の価値がわかってないのは僕だけなのではないだろうか・・・と不安になったこともありますが、何度見てもやっぱりわからないのです。

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<明日に向かって撃て>

この作品も代表作にあげられるくくりの言葉として”アメリカン・ニューシネマ”というのがあります。日本では1960年後半から1970年代にかけて作られた作品をまとめてこう呼んでいます。で、これらの作品には反体制的な登場人物が最後には体制側に圧殺されるか、あるいは個人の無力さを思い知らされ、幕を閉じるものが多いのです。こういった映画が当時のアメリカで流行した背景には、ヴェトナム戦争への軍事的介入などで政府への信頼を国民が失ったという事実があります。そして、アメリカの人々は人種差別やドラッグなどのアメリカの暗い矛盾点に目を向けるようになり、アメリカン・ニューシネマはこのような当時のアメリカの世相を投影していたと言われています。つまり、”アメリカン・ニューシネマ”当時のアメリカの影の部分を表現した、いわば当時の流行の映画だったと言えます。

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<明日に向かって撃て>

まぁ、上でたらたらと書きましたが、僕はこの映画を見ても「悪党二人が逃げるだけのお話じゃん」と思ってしまうのです。
「明日に向かって撃て」の他に僕が見た”アメリカン・ニューシネマ”は「卒業」や「カッコーの巣の上で」、「タクシードライバー」などがあるんですが、それぞれの映画には、鬱屈した人々や世の中の不条理さなんかが感じられて、名作と呼ぶにふさわしい作品なのではないかと言えます。
ただ、この作品だけはやっぱりわからない。好き勝手に強盗やって逃げ回るこの作品からは僕は何も感じられなかったです。「曲がいい」だとか「恋人と自転車に乗って駆け下りていくあのシーンがいい」だとか、当時の世相を知らない僕らの年代が手離しで称賛できる作品だとは僕は思えないんですよね。

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<明日に向かって撃て>

最初にも書きましたが、この映画の価値がわかっていないのは僕だけなのかもしれないというのは今でも思っています。この映画をベストにあげる人もいるんですから。
とりあえず、この映画が好きだって人には謝ろうと思います(笑)
たんに僕の好みの問題なので大目にみてくださいな。



参考映画


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私は『アレックス』を見た

聖なる夜にはぜひ、究極の愛の物語を。さて、今回は先日紹介した「カノン」の変態監督、ギャスパー・ノエの三作品目の「アレックス」です。
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<アレックス>
あらすじ:マルキュス(ヴァンサン・カッセル)とピエール(アルベール・デュポンテル)が、ゲイバーで1人の男を捜している。2人は偶然、救急車で運ばれる女性を目撃。無惨な姿のその女性は、マルキュスの婚約者アレックス(モニカ・ベルッチ)だった。


タコ的点数:100点




まず、最初に断わっておきたいのは…
女性の方がこれを見ることはオススメしません。
なんでもこの映画、映画史上最長とも言われるカンヌを震撼させた約9分間のレイプシーンが話題のひとつになっています。僕は男なので、正直女の人にこの映画を安易にすすめて、問題のシーンを見たときにその人がいったいどんな気持ちになるのかがわかりません。観る場合は自己責任でお願いします。エロ目的で見ると痛い目にあいます(僕はそんなつもりで見たんじゃないですからね!!(笑))

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<アレックス>

ストーリーはいたって単純で
恋人をレイプされた男が復讐する
と一行で書けてしまうほどなのですが、それでも一つ一つのシーンが頭から離れないほどに強烈な映画であることは間違いありません。
最初と終わりで「時はすべてを破壊する」というテロップが表示されるんですが、これが本作のメインテーマになっています。そして、物語は結末、つまり二人の男が警察に捕まる(のちにこれが復讐した後だとわかるのですが)ところから始まり、そこから時系列を逆転させて進行していきます。このへんはなんか「メメント」っぽいですね(笑)

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<アレックス>

男二人が復讐を遂げ(このシーンもなかなかヤバいんですけどね・・・腕ボキ、頭グチャ、みたいな)、そこから遡っていくんですが、物語が進むにつれていろんな事実が明かされていくんです。ひとつ事実を知るたびに胸が痛くなり、行きついた物語のはじめ、つまりラストシーンは鳥肌もの。感動なのか、戸惑いなのか、とにかく鑑賞後の感情の乱れは抑えられません。「時はすべてを破壊する」ということを伝えるために、こんなにも衝撃的な映画を作るなんて、ギャスパー・ノエ、やっぱすげぇ。変態監督とか言ってごめんなさい(笑)

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<アレックス>

細かく見てみると悪趣味な仕掛けいろんな謎がいくらでも見つかりそうです。これは、オススメできる作品ではないんですが、一級品であることは自信を持って言えます。興味のある方は是非。


参考映画

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プロフィール

タコ

Author:タコ
映画が大好きな一人の男。映画に関して思いついたことを書くだけの緩いスタンスでやっていきます。
文章力に自信はないので、非常につたない文章になっているかとは思いますが、読んでいただいて映画選びの参考にしていただけたら光栄です。

※コメント無しで、TBのみ送ってくる場合は承認しないようにしています。
また、内容が酷いと思われるコメントも独断で削除させていただきます。悪しからず。



~映画レビュー採点基準~
100点…必見!!ですが、作品によってはトラウマになったりする可能性あり。
81~99点…必見!!
61~80点…観る価値あり!!自信を持ってオススメ。
41~60点…まぁまぁ良作。暇なときに観ればいいのでは?
21~40点…別に観なくてもいいかと・・・。
0~20点…ダメすぎて話のネタになることもあり得る映画。




YouTubeで趣味で作曲もしてます。「Modernmonkey100」で検索して遊びにきてください。

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