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私は『サラの鍵』を観た

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あらすじ:1942年、ナチス占領下のパリ。ユダヤ人一斉検挙によってヴェルディヴに連れてこられた人々の中に、少女サラはいた。それから60年後。パリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア(クリスティン・スコット・トーマス)は、アウシュヴィッツに送られた家族を取材するうちに、かつて自分のアパートで起こった悲劇を知ることとなる。

『サラの鍵』予告編はこちら




タコ的点数:95点




予告だけ観るとホロコーストの話かと思うのですが、違いました。
ユダヤ人迫害の歴史というのは誰もが知る歴史上最大の汚点ですが、(←ここは僕の勉強不足で、フランスでのユダヤ人迫害事件(ヴェルディヴ事件)はフランス人でもあまり知られていないようです。そんな過去を取り上げたということでもこの映画を評価すべきだったのですが・・・スイマセン)その大事件を告発する映画ではなく、その史実を通じて今生きている人々が過去の歴史的事件にどのように向き合うべきなのか、そんなことを語っている映画だったと思います。
原作の作者が女性だということもあってか、ラストは心揺さぶられ染みるものでした。今のところ、2013年ベスト映画です。

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劇中での大統領の演説ようなものを「口だけでは何とでも言える」と非難する人は多いでしょう。しかし、じゃあ自分はその歴史的大罪についてどのようなことができるのか?それを聞かれた時、明確に答えられる人がいるのでしょうか?
本や映画、新聞、それだけの情報で「人間は同じ過ちを繰り返さないように反省すべきだ」なんて大そうなことが言えるでしょうか?知ってる”つもり”でどれだけの人が、堂々と正義を語っているのでしょう?
劇中でのセリフで「真実を知るには代償がいるのよ」というのがあるように、本当の意味での”知る”という行為は自らの人生を変え価値観を変え、時には周りを傷つけ自分すらも傷つけてしまう、そういうものなのかもしれません。
それでも、本当の意味で過去を”知る”という行為は、今を生きる人々が本当に未来に向けて進むために必要な行為であると、タコはこの映画を観て感じました。

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もちろん、こんな偉そうなことを書いておきながら、タコ自身”何も知らない”のです。
しかし、これから生きる上で、”知る”という行為がどれだけ大きな意味を持つのか、わかったような気がします。
タコの人生観を変えた、「この映画を観て良かった」と思えた秀作。

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私は『ラスト、コーション』を観た

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あらすじ: 1940年前後、日本軍占領下の上海。ワン(タン・ウェイ)は女スパイとしてイー(トニー・レオン)のもとへ送られる。しかし、大臣暗殺を企てる抗日青年との間で心が揺れ動くワンは……。





タコ的点数:60点




巷の映画ブログではすこぶる評判が良かった本作。・・・ん~、期待しすぎて観るもの問題ですね(笑)悪くは無かったのですが。
舞台は、日本軍占領下である1938年から1942年の上海と香港。抗日運動に参加する主人公のチアチーは、抗日組織の弾圧を任務とする特務機関員を誘惑する任務に就くわけですが、その誘惑が偽物の愛なのか本物の愛なのかわからなくなり、同じ抗日組織に属し自分を運動に勧誘した学友と特務機関員との間で揺れ動く・・・というのが主なストーリーです。
あらすじを読んでいただければわかるように、お話自体はかなり俗っぽさがあり(すいません)個人的にはあまり入っていけなかったですねぇ。戦争中のお話にもかかわらず、銃弾は一切出て来ないので、人間ドラマに焦点をあてたのでしょうが・・・どの登場人物にも入っていけませんでした。なんか、長尺の映画の割にはそれぞれの人物の描き方も薄いなぁと感じましたね・・・。

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さて、この映画で注目されていたことと言えば過激なSEXシーンなんですが・・・たしかにすごいです。
ホントに、問題のシーンは劇中三回出てくるんですが、どれもポルノ映画さながらの「ここまでやるか!?」という衝撃的なシーンでした。タコがこれまで観た映画のラブシーンの中でも群を抜いて過激です。日本ではR-18指定だそうですね。これだけのシーンを作るために身体を張った主演のお二人には拍手を送りたいのですが・・・個人的には、この過激なラブシーンだけでこの映画の評価が上がってるところは少なからずあるような気がします。
ん~、数年後この映画のタイトル観たときに思い出すのはやっぱりそのシーンなんでしょうねぇ・・・。

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人間ドラマがあまり描かれていない、というようなことを前述しましたがこの映画で重要なことがもう一つあってそれが目線なんですよね。序盤から、この目線だけでコンタクトをとる場面が多くて、それに気づいたときにはどれだけの目線を見逃したのか不安になってしまいました・・・。
158分という長尺をかなり集中して見なければならないと思うと・・・もう一度観る気にはなれませんねぇ・・・う~ん・・・。

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私は『ロード・オブ・ウォー』を観た

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あらすじ:レストランで働く平凡な男ユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)は、偶然銃撃戦に巻き込まれたことから、武器商人として生きていく道を思い立つ。弟のヴィタリー(ジャレッド・レト)とともに武器売買の事業を始めるが……。

『ロード・オブ・ウォー』予告編はこちら




タコ的点数:70点




最初に言っておきますが、この映画はジャケットに書いているようなアクション・エンタテインメントではありません。
内容は、世界中に戦争のための武器を売る武器商人のお話。ピカレスク映画(悪者映画)とでもいいましょうか。

『トゥルーマン・ショー』『TIME/タイム』『ガタカ』に引き続き、アンドリュー・ニコル監督の作品をまたまた観たわけですが、これもなかなか面白かったですね。

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主人公である武器商人は、決して戦争を好んでいるから武器を売り続けるわけではないんですよね。それでも、武器を売り続ける理由とは?それは(ややネタバレ→)武器の売買が自分の天職であると考えているからなのです。こういう善悪のどちらでもないような二律背反的なキャラクターって見ているだけで楽しいんですよね。
戦争がおこることを望んでいるわけではない。しかし、武器売買をやめることもない。武器商人本人から言葉巧みに語られるその善とも悪ともとりがたい心情。それこそが、世界の本当の姿なのかな、と思うんですよね。
・・・しかし、まぁ過去に何度も語られたであろう善悪の区別のない世界観を、それほど強いメッセージとして突きつけられるわけでもなく、そのメッセージも考える余地のないまっすぐなもので、そんなに難しい映画ではなかったです。どちらかと言えば骨太エンタメとしての顔が強い映画だと思われます。

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モデルとなった実在の武器商人・ビクトル・ブート被告今年の4月7日に懲役25年の刑が言い渡されたそうです。その他、多数の武器商人の実態をリサーチしてこの映画は作られたそうです。
武器商人、というとても想像できないような職種の実態を垣間見ることのできる、一際変わった映画です。

それにしても、『ガタカ』の時にも見たイーサン・ホーク・・・かっこいいなぁ(笑)今更ながらファンになりそうです(笑)

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参考映画


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『トゥルーマン・ショー』レビューはこちら


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『ガタカ』レビューはこちら




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私は『フルメタル・ジャケット』を観た

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あらすじ:ベトナム戦争の狂気を描く。徴兵された若者が、次第に戦闘マシーンとして人間性を失っていく様を冷徹な視点で追っている。




タコ的点数:80点




大切な人の死の悲しみだとか戦場での男同士の友情ドラマだとか戦争映画では有りがちな要素を一切除いて、戦争というものの冷徹さをひたすらに描いている作品。
やはり、キューブリックは映像に訴えかけてくるものがスゴイです。

二部構成になっているらしく、前半は「訓練」、後半は「実戦」らしいです。

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自分はやっぱり前半の「訓練」に衝撃を受けました。
卑劣な台詞が飛び交う軍隊の男だけの世界は、実際のものを見たことはないけれど、強烈なインパクトです。
鬼軍曹に罵声を浴びせられしごかれる若者たちが徐々に殺戮マシンに変えられていく様はすさまじいです。デブがだんだんいかれていく様子はホントに恐怖さえ感じます。
結果的に彼は被害者なんですが、周りの人間や教官が彼にいらいらするのが解ります。ホントにトロトロしてる(笑)

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後半の「実戦」もなかなか気持ち悪くていいです(!?)
狂った戦争という状況で流れる愉快な音楽はホントに不快。
ラストシーンはホントに気分が滅入ります。
あんな殺しをしておいてあんなハッピーな歌で終わるんだからなぁ…。

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私は『ディア・ハンター』を観た

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あらすじ:ベトナム戦争に赴いて心に傷を負った3人の若者の生と死を描いたM・チミノ渾身の一作。

『ディア・ハンター』予告編はこちら




タコ的点数:80点





一応TUTAYAでは戦争映画として置かれていましたが、戦争映画というにはなんだか物足りない。戦闘シーンはほとんどなく、メインは戦場ではありません。どちらかというと、人間メインで描かれています。

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ベトナム戦争の悲惨さを描く映画・・・というより、戦争によって人生が変わってしまった3人の若者の苦悩を描いた映画。戦争映画は僕個人として、多くの作品が裕福なアメリカがアメリカ主体で描くのであまり好きではありません。しかし、この映画は実際戦争はどちらから始まったのかだとかそういった背景は完全に無視されています。もちろん、これは意図的にでしょう。
戦争に向かわされた若者にとって、社会がどのように動いて戦争になったのかなんてことは関係ないのです。相手がベトナム人であろうと中国人であろうと、彼らにとっては戦争やその場にいる敵はすべて悪であり狂気なのです。
ようするにこの作品は、戦争映画ではあるが戦争自体にスポットを当てるのではなく、それに向かった数人の青年たちにスポットを当てているのです。世界ではなく個人にとっての戦争というものを描いています。

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最初の1時間ほどは結婚式やパーティーでばか騒ぎする若者たちの姿が延々描かれますが、それが終わると場面は一転、一気に戦場へと舞台は変わります。この一瞬の変化で一気に気持ちが落ちる。平和な日常と戦場の違いを一気に見せつけられます。いやな演出だが、これは効果的。作品の雰囲気を一気に変えます。
この映画のメインとも言えるのがロシアン・ルーレットのシーン。この緊迫感はなかなかすごかったです。
戦争は日常のあらゆるものを変えて歪め壊してしまう。そんな悲しさが183分じっくりと描かれた作品でした。「カヴァティーナ」がきれいで心に染みた・・・。

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私は『イングロリアス・バスターズ』を見た

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あらすじ:1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で、家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ(メラニー・ロラン)はランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の追跡を逃れる。一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊は、次々とナチス兵を血祭りにあげていた。やがて彼らはパリでの作戦を実行に移す。




タコ的点数:80点




タランティーノ映画!やっぱ、いいですね!
この人の映画は個人的にはずれはほとんどないです。形をぶっ壊す力があるというか、人々を楽しませるつぼを知ってるというか。
この作品も、期待以上ではないけれど、期待通りのものでした。

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戦争映画ってどうも苦手で、どうしようもなく悲しかったり、「いずれこの人も死ぬんだろうな・・・」って気持ちで見てしまうから見終わるとひどく疲れるんです。
でも、この映画はそんなこと関係なし。終始、痛快なストーリー展開で飽きがきません。
戦争映画にありがちな人間ドラマやメッセージなんて一切なし。むかつくナチをなぶり殺し撃ちまくって頭の皮はいで、ナチを殺る方もちょっとイカレ気味で・・・とにかくタラちゃんやりたい放題。登場人物たちの暴走っぷりが面白すぎます!

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・・・にしても、ブラッド・ピットはこういうイカレ気味のキレ者の役がホント似合いますね。「12モンキーズ」とか「ファイトクラブ」のブラピが好きな人にもオススメ。

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参考映画

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ブルース・ウィリス、ブラッド・ピット 他

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エドワード・ノートン、ブラッド・ピット 他

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プロフィール

タコ

Author:タコ
映画が大好きな一人の男。映画に関して思いついたことを書くだけの緩いスタンスでやっていきます。
文章力に自信はないので、非常につたない文章になっているかとは思いますが、読んでいただいて映画選びの参考にしていただけたら光栄です。

※コメント無しで、TBのみ送ってくる場合は承認しないようにしています。
また、内容が酷いと思われるコメントも独断で削除させていただきます。悪しからず。



~映画レビュー採点基準~
100点…必見!!ですが、作品によってはトラウマになったりする可能性あり。
81~99点…必見!!
61~80点…観る価値あり!!自信を持ってオススメ。
41~60点…まぁまぁ良作。暇なときに観ればいいのでは?
21~40点…別に観なくてもいいかと・・・。
0~20点…ダメすぎて話のネタになることもあり得る映画。




YouTubeで趣味で作曲もしてます。「Modernmonkey100」で検索して遊びにきてください。

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